2025.09.11

NEWS

【Factory Innovation Week 9月展】講演内容が決定いたしました。

2025年9月17日(水)~ 19日(金)に、幕張メッセで開催される
『Factory Innovation Week 9月東京展』にて、講演いたします。

【講演詳細】
日時:2025/09/19 12:00 ~ 12:30
セミナー種別:新製品・新技術セミナー ~New Tech Trend~
セミナー会場:新製品・新技術セミナー ~New Tech Trend~ 会場③

登壇者:神林 飛志
(株式会社ノーチラス・テクノロジーズ 代表取締役会長/次世代高速RDB 劔"Tsurugi" 開発責任者)

【講演概要】
タイトル:
FA/IoTをリアルタイムAI制御するRDB:劔"Tsurugi"

概要:
新世代RDBであるTsurugiでは、従来のDBでは処理できなかった、FA機器やOTでの高速・大量のログ/制御情報を、オープン系のRDBで一貫性を担保して、かつ書き込みをしつつ処理を同時に行うことができます。
ロックフリーかつメモリーベース(ただし永続化はされている)での処理であるため、制御ログストリームをミリ秒のオーダーで取得を実行し、“同時に”AIでの推論処理を実行、制御をOT側に返すことも可能です。

従来であれば、組み込み系のフィールドであったログストリーム処理やエッジ低遅延AI処理をオープン系の環境で実行することが可能となり、システムの汎用性・運用性が向上し、開発コストも劇的に下がります。
 
 今回は、その実際のアーキテクチャを、「時速300kmで走るフォーミュラーカーの実際の決勝レースの導入システム」を事例に解説します。
この仕組みは実走しているフォーミュラーカーからの100近いセンサーデータをリアルタイムで取得し、Tsurugiで結合処理をしつつ、データのクレンジングを行い、書き込み処理を数ミリ秒で完了しています。また同時に書き込まれたデータを読み込み、該当フォーミュラーカーのラップタイムや順位予測をリアルタイムで実行しています。

 この仕組みは従来のエッジ側での組み込み処理ではなく、一般的なオープンシステム/サーバで開発・実装・運用されており、特に試行錯誤やチューニングが必要なAIの開発/導入工数を劇的に削減しています。また、ログストリームをRDBにリアルタイムで正規化して格納しているため、その場で内容やデータを利用したアプリケーションを走らせることができ、データの利活用が劇的に向上します。

 今回は、また同時に実装されているRDB+MCP+ローカルLLMのデモも実演します。
OT・FAからのログストリームをRDBに格納し、オープン系の仕組みリアルタイムで取り込むことの最大のメリットの一つは、リアルタイムで取得されたログストリームに対して、LLMを実行することが可能になることです。この仕組みにより、AIによるリアルタイムでのログストリームの解析・対応が可能となり、OT系のソリューションの幅が大きく広がります。またオープン系の仕組みであるため、コストが格段に低減し、導入しやすくなります。

デモも行いますので、是非ご来場ください。



【Factory Innovation Week 9月東京展 概要】

日時:2025年9月17日(水)~ 19日(金)
場所:幕張メッセ ホール1~3
ブース番号:11-22 (ホール2の入口から左手中頃になります)

ブース位置.png


ブースでは、劔"Tsurugi"に関するご説明やソリューションについてお話いたしますので、
ご来場された際は、是非足をお運びください。

イベントの概要などはコチラをご覧ください。
https://www.fiweek.jp/autumn/ja-jp.html